環境省の統計によれば、平成28年度に保護された犬の数は41,175頭。そのうち飼い主の申し出もなく、新たな引き取り手も見つからず、殺処分された犬の数は10,424頭。そんな保護犬たちの存在を知ってもらうため、立ち上がった人たちがいます。

 

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「保護犬のわんこ」プロジェクト(以下HWP)は、「犬を飼うときの第1選択肢が保護犬になるような社会になって欲しい」という想いのもとに結成された団体で、LINEスタンプの販売や電子書籍の頒布など、主として周知・啓発というアプローチによって、保護犬問題に貢献しています。

 

そんなHWPでは現在、クラウドファンディングで協力を募っています。その目的は、保護犬たちの写真集を出版し小学校などに寄贈、その存在を広く知ってもらうことにあります。

 

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写真集に収められるのは、新しい飼い主のもとで元気に過ごす保護犬たちの姿。あえて幸せそうな姿だけをピックアップするHWPの編集姿勢は、「汚い」や「こわい」といった保護犬に対するマイナスの誤解を解き、一人でも多くの人たちに里親になってもらいたいという想いによるものです。

 

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収録予定の内容は、今年7月に電子書籍として同団体が頒布した作品を再編集したもの。電子書籍版への反応はおおむね好評でしたが、目標としていた「保護犬を知らない人たちへの訴求」は果たせませんでした。したがって、今回の出版・寄贈プロジェクトは、その発展型と言えます。

 

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HWPの代表である巽 祐一郎さん(55)は、計画の意義についてこう語ります。「子どもたちが「安易に犬を飼ったり、無責任に捨てたりしてはいけない」という価値観を持つことができれば、少しずつではありますが、保護犬自体の数を減らすという根本的な解決にも繋がります。次世代を担う子どもたちに命の大切さを知ってもらうことこそが、保護犬を救い、社会を変える大きな力になるのです。今回の写真集出版は、その(意識改革の)第一歩であると考えています。」

 

支援状況は7日14時の時点で目標の60%弱にあたる803,000円。クラウドファンディングでの支援は12月12日(火)の午後11:00まで受け付けています。