クリスマスまで残すところあとわずか!各地でクリスマスツリーが飾られるなど、街の様子も段々と華やかになってきていますが、そんな中、あるNPO法人の活動が、ひとつの山場を迎えようとしています。

都内に本部を置くNPO法人「チャリティーサンタ」が行っているのは、一般家庭へのサンタクロース派遣活動。派遣を希望する場合は同団体へ申し込みのうえ、プレゼントとメッセージを預けておけば、イブ当日、特別な講習を受けたボランティアスタッフが自宅を訪れ、「本物のサンタクロース」として、子どもたちにプレゼントを手渡してくれます。申し込みには一家庭あたり2000円程度の寄付金が必要ですが、このお金はほぼ全額、家庭の事情などの理由でクリスマスをお祝いできない子どもたちのために使われています。

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これまでにも、集まった寄付金を活用し、福島の子どもたちへ自然体験の機会を提供する活動や、熊本地震被災地でのお菓子の配布など、厳しい環境に置かれた子どもたちへの支援を行ってきた同団体。活動は今年で10年目、年間約2000人のボランティアスタッフを集めるまでになった現在も、代表理事である清輔夏輝さん(33)の想いは変わりません。「言葉にすれば陳腐に聞こえるかもしれません、だけど、僕はみんなをハッピーにしたいんです」

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しかしながら、活動を通して見えてきた現実もあります。それは、申し込みをしてくる家庭は比較的裕福な場合が多く、プレゼントを貰ったことはおろか、ケーキやチキンでクリスマスをお祝いしたことさえないという子どもたちも、まだまだ多いということ。

一昨年のクリスマス、児童向け一時預かり施設をサンタクロースとして訪れた清輔さんは衝撃を受けました。一年に一度の特別な一日を、家族と一緒に過ごせない子どもたちもいる――「クリスマスをみんなでお祝いしたのははじめて!だけど、あしたの朝になって、ぜんぶが夢になってたらどうしよう…」幼い姉妹のそんな言葉は、今も清輔さんの胸に刺さっています。

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熱い想いをにじませながら、清輔さんはこう言います。「サンタ派遣の活動は、関わるひとすべてに影響を与えます。贈るひと、手渡すひとには『夢を与えることの喜び』を、そして、子どもたちには『誰かがきみを見守っている』というメッセージを。だからこそ、チャリティーサンタの活動を限られたひとたちのものにしたくはありません。すべての子どもたちに、クリスマスの楽しい思い出を届けたいんです」

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団体では今も、クリスマス当日に向けた準備を進めています。サンタクロースの派遣依頼やボランティアスタッフの参加申込など、各種受け付けは地域によって異なりますが、概ね12月初旬から中旬まで(一部地域は既に定員締切済)。サンタ活動の詳細は「チャリティーサンタ」活動サイトより確認でき、また、その他の活動や団体については「NPO法人チャリティーサンタ」公式HPより確認できます。年に一度の特別な一日、日本中の子どもたちと一緒に、お祝いできたらいいですね。