北の寿司姫 [江戸前の旬]特別編のあらすじ

物語の舞台は北海道。主人公・姫野さくらは亡き父が目指していた寿司を握る為に寿司職人になることを決意し、故郷・松前から札幌に赴く。

彼女は鮨結城という店に押しかけるが主人・結城から難題を課される。素人同然のさくらがたった一人で短期間で自分をうならせる寿司で回答してきたことに結城は、彼女に類稀な素質を見い出す。だが、独りよがりになっていた自分の影響で同僚を悩ませていたことを知ったさくらは、やがて結城の元を去る。

故郷・松前に戻ったさくらは杉という変わり者の下で働く。さくらの特異体質に気づいた杉は、彼女を道内の新人コンテストに出場させることを決めてその直前までさくらを自分と関わりのある職人に託した。

函館にある英(はなぶさ)という寿司屋で1ヶ月間の修行を終えたさくらは、コンテスト予選会に出場する。その最中に会場が不慮の停電に陥るも、過去の修行体験を活かしたさくらは真っ暗闇の中で一人だけ課題を見事にクリアする。本選に進んださくらはその場でも独創的な寿司を握り審査員らの注目を集めるも…。

まだまだ男社会と言える寿司職人の世界に飛び込んだ若い女性の奮闘ぶりを、周囲の人間たちとの交流を交えて描いた寿司グルメ漫画である。

北の寿司姫 [江戸前の旬]特別編のおすすめポイント

長期連載中の「江戸前の旬」をご存知の方には特に興味を持って読んでいただけると思います。

さくらの亡父が影響を受けた東京の修行先にいたのが「江戸前の旬」の主人公・柳葉旬。さくらの札幌修行で世話になる結城は、旬の兄弟弟子。そして、函館の英の主人は、旬とライバル関係にあった英二。さくら自身も旬に憧れているのです。

また、あらすじで触れた彼女の特異体質も作品の注目ポイントの一つです。それは、さくらが自身の掌の温度を意図的に上下させられることでした。

掌の温度が高い為にタネを傷ませてしまうという寿司職人として致命的欠陥を指摘されたさくら。彼女はそれでも寿司職人の道を退きたくはないので、何とか掌の温度を下げられないかと試行錯誤。そのおかげで何と掌の温度を自在に上下させるようになるのでした。

そんな天性のものと揺るがない信念とで、寿司職人として成長するさくらが可憐に思える作品です。

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