ブルーエンジェルのあらすじ

碧は打ちひしがれていた。大切な女性、このみが目の前で死んだからだ。碧にとってこのみは天使だった。死に顔すら天使のように美しかった。

彼は彼女ととある約束を交わしていた。決して離さないと。その約束を彼は忘れていなかった。このみは死んだ。それでも彼は彼女を放す気はなかった。「君が死んでも僕は諦めない」と強く決意していたのだ。

そんな彼の前に死んだはずの彼女が現れた。彼は彼女を必死で追いかけた。その結果、彼は死後の世界を垣間見ることになる。はたして二人の恋の行方とは?

表題作の「ブルーエンジェル」の他、「少女の向こう側」や「夢の島」、「アブノーマルカウンセリング」など全部で四つの短編を収録。様々な愛の形を描いた傑作短編集。

ブルーエンジェルのおすすめポイント

様々な恋愛のエピソードを描いた短編集です。

表題作の「ブルーエンジェル」は切ない恋模様を描いています。ところどころクスリと笑えるシーンもあり、胸にぐっと来る感動的な話になっています。

一方「アブノーマルカウンセリング」は異常愛の物語になっています。狂気的な愛がテーマになっており、サイコな展開ながらギャグ調に進んでいきます。主人公は異常者ですが憎めないキャラクター性で、作品のテイストが全然違います。

確かにどの作品も愛をテーマにしていますが、どれも切り口が異なります。バリエーション豊かな短編ばかりで、ストーリー展開や雰囲気、ラスト、どれを取っても同じではありません。一冊でいろいろと楽しめる作品になっています。

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